232C通信を絶縁する「絶縁232C⇔232C」ボードの後編です。
(前編はこちら:絶縁232C⇔232Cボード[CM-01]をつくる(1)~前編~)
プリント基板イメージ
KiCADでPCB設計をしてみました。
ついうっかり、主な配線をオモテ面で行ってしまいましたが、気にしないことにします。
3Dイメージにすると、こんなに感じになりました。
232Cケーブルのつなぎ方
TxとRxのピンの接続がややこしいので、機器間をクロスケーブルで接続している場合と、ストレートケーブルで接続している場合について、それぞれ考えます。
機器間をクロスケーブルで接続している場合
機器間をクロスケーブルで接続していた場合は、絶縁232C⇔232Cボードのオスコネクタ側に「メスーメスのクロスケーブル」を、メスコネクタ側に「オスーメスのストレートケーブル」をつなげばOKです。
機器間をストレートケーブルで接続している場合
機器間をストレートケーブルで接続していた場合は、絶縁232C⇔232Cボードのオスコネクタ側に「メスーメスのクロスケーブル」を、メスコネクタ側に「オスーオスのクロスケーブル」をつなぐことになります。
メス-メスのクロスケーブルしかない場合は、こちら↓のような「オスーオスのジェンダーチェンジャー」を併用すれば、メス→オス変換ができます。
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実際に製作した基板
出来上がった基板は、こんな感じになりました。
部品を実装すると、こんな感じになりました。
実際にパソコン間で232C通信をしてみました。通信距離等、環境によると思いますが、256kbpsでも通信できました(参考情報)。
部品表
Reference(s) | Value | |
---|---|---|
積層セラミックコンデンサ | C1, C2, C3, C4, C5, C6, C7, C8, C9, C10, C14 | 1uF |
積層セラミックコンデンサ | C11, C12 | 0.1uF |
アルミ電解コンデンサ | C13, C15 | 10uF |
ショットキーダイオード | D1 | 1S4 |
LED | D2, D3 | 5mmφ(3mmφでも可) |
JST XAシリーズ、XHシリーズ、ピンヘッダなど | J1 | 1列x2ピン |
Dsub9 メスコネクタ | J2 | |
Dsub9 オスコネクタ | J3 | |
カーボン抵抗 | R1, R2 | 1.2k |
カーボン抵抗(未実装) | R3, R4 | 10k |
カーボン抵抗 | R5, R6 | 1k |
RS232CインターフェースIC | U1, U2 | MAX232EN |
フォトカプラ | U3, U4 | TLP2361 |
絶縁DC/DCコンバータ(5V→5V非安定) | U5 | TEA 1-0505、XP IL0505Sなど |
低ドロップ三端子レギュレータ | U6 | NJM2930L05 |
Dsubコネクタ基板固定用ネジ | M3×8 (4個) | |
Dsubコネクタ基板固定用ナット | M3 (4個) |
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