絶縁232C⇔232Cボード[CM-01]をつくる(2)~後編~

2024/04/07

自作 通信

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232C通信を絶縁する「絶縁232C⇔232C」ボードの後編です。

(前編はこちら:絶縁232C⇔232Cボード[CM-01]をつくる(1)~前編~

プリント基板イメージ

KiCADでPCB設計をしてみました。

絶縁232C⇔232CボードPCB設計図

ついうっかり、主な配線をオモテ面で行ってしまいましたが、気にしないことにします。

絶縁232C⇔232Cボードの3Dイメージ

3Dイメージにすると、こんなに感じになりました。

232Cケーブルのつなぎ方

TxとRxのピンの接続がややこしいので、機器間をクロスケーブルで接続している場合と、ストレートケーブルで接続している場合について、それぞれ考えます。

機器間をクロスケーブルで接続している場合

機器間をクロスケーブルで接続していた場合は、絶縁232C⇔232Cボードのオスコネクタ側に「メスーメスのクロスケーブル」を、メスコネクタ側に「オスーメスのストレートケーブル」をつなげばOKです。

クロスケーブルで接続している場合

機器間をストレートケーブルで接続している場合

機器間をストレートケーブルで接続していた場合は、絶縁232C⇔232Cボードのオスコネクタ側に「メスーメスのクロスケーブル」を、メスコネクタ側に「オスーオスのクロスケーブル」をつなぐことになります。

ストレートケーブルで接続している場合

メス-メスのクロスケーブルしかない場合は、こちら↓のような「オスーオスのジェンダーチェンジャー」を併用すれば、メス→オス変換ができます。

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オスーオスのジェンダーチェンジャーでメス→オス変換

実際に製作した基板

出来上がった基板は、こんな感じになりました。

絶縁232C-232C_PCB

部品を実装すると、こんな感じになりました。

実際に製作した絶縁232C⇔232C基板

実際にパソコン間で232C通信をしてみました。通信距離等、環境によると思いますが、256kbpsでも通信できました(参考情報)。

部品表

   
Reference(s) Value
積層セラミックコンデンサ C1, C2, C3, C4, C5, C6, C7, C8, C9, C10, C14 1uF
積層セラミックコンデンサ C11, C12 0.1uF
アルミ電解コンデンサ C13, C15 10uF
ショットキーダイオード D1 1S4
LED D2, D3 5mmφ(3mmφでも可)
JST XAシリーズ、XHシリーズ、ピンヘッダなど J1 1列x2ピン
Dsub9 メスコネクタ J2
Dsub9 オスコネクタ J3
カーボン抵抗 R1, R2 1.2k
カーボン抵抗(未実装) R3, R4 10k
カーボン抵抗 R5, R6 1k
RS232CインターフェースIC U1, U2 MAX232EN
フォトカプラ U3, U4 TLP2361
絶縁DC/DCコンバータ(5V→5V非安定) U5 TEA 1-0505、XP IL0505Sなど
低ドロップ三端子レギュレータ U6 NJM2930L05
Dsubコネクタ基板固定用ネジ M3×8 (4個)
Dsubコネクタ基板固定用ナット M3 (4個)
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