F/Vコンバータをつくる(2)~回路設計~

2024/01/28

計測 自作

t f B! P L

前回からの続きです。

回路設計

入力段回路

入力パルスは、まず入力段回路に入力されます。

入力信号が 0-5V 矩形波のときはプルダウン、オープンコレクタのときは 5V でプルアップします。この切替はDipSWで行います。

入力された信号は、カットオフ周波数fc=154kHzのCR_LPFを通り、過電圧保護回路、再びCR_LPF(fc=1026kHz)を通った後ヒステリシスコンパレータに入力されます。

FVコンバータ入力段構成

実際の回路はこんな感じになりました。

入力段回路図

マイコンとD/Aコンバータ周辺回路

マイコンとD/Aコンバータの周辺回路は、こんな感じになっています。

マイコン周辺回路構成

PICマイコンはクロック周波数20MHzで駆動し、CCP1モジュールのキャプチャ機能を利用してパルス間隔を測定します。

測定したデータはSPI通信によってD/Aコンバータへと転送され、電圧として出力されます。

電源電圧の変動等を考慮して、出力電圧の基準には基準電圧IC「TL431」を用いました。

TL431回路

TL431はカソード電流として1~100mA程度を流す必要があります。抵抗値を1.8kΩとしたとき、カソード電流は

TL431カソード電流計算

となり、規定範囲内に入るので、良しとしました。

全体回路図

今回製作したF/Vコンバータの回路図です。

F-Vコンバータ回路図

実際に基板に実装すると、こんな感じになりました。

F/Vコンバータ基板

次回へ続く)

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