232Cケーブルが、「ストレートケーブル」か「クロスケーブル」か?を判別する「ストレート/クロスチェッカー」を作ってみました。
テスタを用いることを前提としたため、超単純なモノになりましたが、案外単純なものほど使用頻度が多かったりするんですよね...。
考え方
まず、Dsub9ピンコネクタのケーブルであることを前提とします。
ストレートケーブルであれば、一方のコネクタの2番(Rx)が、他方のコネクタの2番(Rx)とつながっています。
クロスケーブルの時は、一方のコネクタの2番(Rx)が、他方のコネクタの3番(Tx)とつながっています。
(関連記事:RS-232C通信のクロス接続とストレート接続)そのため、Dsub9ピンの2番ピンが、もう片方のコネクタの「2番ピン」につながっているか?それとも「3番ピン」につながっているか?で、そのケーブルが「クロス」か「ストレート」かが分かります。
テスタの導通モードを使うことを前提とするならば、片方のDsub9コネクタから2番ピンを触れるようにして、もう片方のコネクタからは2番ピンと3番ピンを触れるようにしておけば、2番同士が導通すれば「ストレート」、2番と3番が導通すれば「クロス」と判別できます。
回路図
ケーブルのコネクタが「オス」でも「メス」でも対応できるように、双方にオスメス両方のコネクタを用意しました。
使い方
- 上記の回路図におけるCN1かCN2に、232Cケーブルの片方のコネクタを接続します。
- 232Cケーブルのもう片方のコネクタを、CN3かCN4に接続します。
- テスタを導通モードとして、テスターリードの片側をテストピンジャックJ1にあて、もう片側をJ2、J3にあてます。
- J2にあてたときにテスタが反応すれば「ストレート」、J3にあてたときに反応すれば「クロス」です。
部品表
品名 | 単価 | 個数 | 入手先 |
---|---|---|---|
Dsub9 オス | \60 | 2 | 秋月 |
Dsub9 メス | \60 | 2 | 秋月 |
テストピンジャック(黄色) MK-617-6 | \35 | 1 | 秋月 |
テストピンジャック(白色) MK-617-7 | \35 | 2 | 秋月 |
プラスチックケース SW-75B | \125 | 1 | 秋月 |
M3 ネジ | 8 | ||
M3 ナット | 8 |
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