RS-232Cケーブルの「ストレート/クロスチェッカー」をつくる

2023/12/17

自作 通信

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232Cケーブルが、「ストレートケーブル」か「クロスケーブル」か?を判別する「ストレート/クロスチェッカー」を作ってみました。

232Cケーブル クロス/ストレートチェッカー

テスタを用いることを前提としたため、超単純なモノになりましたが、案外単純なものほど使用頻度が多かったりするんですよね...。

考え方

まず、Dsub9ピンコネクタのケーブルであることを前提とします。

ストレートケーブルであれば、一方のコネクタの2番(Rx)が、他方のコネクタの2番(Rx)とつながっています。

クロスケーブルの時は、一方のコネクタの2番(Rx)が、他方のコネクタの3番(Tx)とつながっています。

(関連記事:RS-232C通信のクロス接続とストレート接続

そのため、Dsub9ピンの2番ピンが、もう片方のコネクタの「2番ピン」につながっているか?それとも「3番ピン」につながっているか?で、そのケーブルが「クロス」か「ストレート」かが分かります。

テスタの導通モードを使うことを前提とするならば、片方のDsub9コネクタから2番ピンを触れるようにして、もう片方のコネクタからは2番ピンと3番ピンを触れるようにしておけば、2番同士が導通すれば「ストレート」、2番と3番が導通すれば「クロス」と判別できます。

回路図

232Cケーブル ストレート/クロスチェッカー回路図

ケーブルのコネクタが「オス」でも「メス」でも対応できるように、双方にオスメス両方のコネクタを用意しました。

使い方

  1. 上記の回路図におけるCN1かCN2に、232Cケーブルの片方のコネクタを接続します。
  2. 232Cケーブルのもう片方のコネクタを、CN3かCN4に接続します。
  3. テスタを導通モードとして、テスターリードの片側をテストピンジャックJ1にあて、もう片側をJ2、J3にあてます。
  4. J2にあてたときにテスタが反応すれば「ストレート」、J3にあてたときに反応すれば「クロス」です。

部品表

品名 単価 個数 入手先
Dsub9 オス \60 2 秋月
Dsub9 メス \60 2 秋月
テストピンジャック(黄色) MK-617-6 \35 1 秋月
テストピンジャック(白色) MK-617-7 \35 2 秋月
プラスチックケース SW-75B \125 1 秋月
M3 ネジ 8
M3 ナット 8
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