RS-232C通信において、Dsub9ピンコネクタのピンアサインは
- 2ピン:Rx(受信データ)
- 3ピン:Tx(送信データ)
- 5ピン:GND
となっていますが、実際のデータの流れる方向が分かりにくくて、ちょっとややこしいので、まとめてみました。
232Cはどこかでクロスさせる必要がある
RS-232C通信では、自分の送信(Tx)と相手の受信(Rx)をつなぎ、自分の受信(Rx)と相手の送信(Tx)をつないで通信を行います。
RS-232C通信経路の、どこで「クロス」 させているか?がポイントです。
クロスケーブルによる接続
一番わかりやすいのは、クロスケーブルを使う場合です。
この場合、Dsubコネクタ上では、双方ともRx(2ピン)が受信、Tx(3ピン)が送信です。そして、クロスケーブルによって信号を「クロス」させています。
全てクロスケーブルによる接続であれば、話はカンタンなのですが、世の中にはストレートケーブルによる接続もあります。
ストレートケーブルによる接続
ストレートケーブルによる接続の場合は、
どちらかの機器の内部で、信号を「クロス」させています(上図では機器B)。
そのため、内部でクロスしている側のDsubコネクタでは、Tx(3ピン)に受信データが届き、Rx(2ピン)から送信データを送ることになります。
ストレートケーブル/クロスケーブルどちらを使うか?
機器内部でのクロスのあり/なしによって、使うケーブルが変わります。まとめると、こんな感じになります。
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