SPI通信には4種類のモード があります。そして、マスタとスレーブのデバイスでそれぞれ同じ「モード」で動かす必要があります。
今回は、SPI通信で見落としがちな「モード」について解説していきます。
SPI通信のモード
ひと口に「SPI通信」と言っても、実は大きく分けて「4種類」あります。
「クロックのアイドル状態」と「クロックのどちらのエッジでデータをシフトさせるか」の組み合わせで、4つのモードに分かれます。そして、マスタ側とスレーブ側で、それぞれの「モード」を合わせる必要があります。
デバイスの説明などに「インターフェースはSPI」と書かれていても、その"SPI"がどのモードのSPIなのか?を見落としがちです。どのモードのSPIなのか?は、データシートにはっきり明記されているとは限りません。データシートのタイミング図などもよく確認することが重要です。
さて、SPIのモードは以下の4つ(モード0、モード1、モード2、モード3)です。
モード0は(0,0)、モード1は(0,1)、モード2は(1,0)、モード3は(1,1)と書かれることもあります。
他にも、デバイスごとに、
- 「MSBファースト」か「LSBファースト」か?
- CS(チップセレクト)が「正論理」か「負論理」か?
といった違いがあります。要注意です。
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