テスタなどの確度仕様は、各測定レンジにおいてそれぞれ「±0.1%(rdg)±3(dgt)」といった感じで記載されていることが多いです。
実際に、値としてどのくらいの範囲に収まるのか?を算出する計算フォームを作ってみました。
確度仕様(rdg、dgt)から、どのくらいの誤差となるか?
(例)テスタ「OW18D」の20Vレンジで5Vを測定した時
テスタ「OW18D」の確度仕様は、取説より
となっているので、20Vレンジでの確度仕様は「±(0.1%(rdg)+2(dgt))」です。また、20Vレンジの分解能は1mV=0.001Vです。
測定値が5.00Vだったとして、計算すると
- 誤差:±0.007V
- 誤差割合:±0.14%
- 真値のとりうる範囲:4.993V~5.007V
となります。
rdg、dgtとは?
rdgはreadingの略で、測定器の表示値(読み値)のことです。確度仕様では「表示値の何%の誤差が含まれるか」を表します。
dgtはdigitの略で、最小単位の意味です。確度仕様では、「最小分解能の何個分の誤差が含まれるか」を表します。
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