コンデンサを「定電圧で充電するときの効率」というと、反射的に50%!と思ってしまいがちですが、必ずしもそうではありません 。
今回は、コンデンサを定電圧で充電するときの効率について、やっていきます。
効率が50%になる時
コンデンサを定電圧で充電した時、効率が50%になるのは、コンデンサを「0から電源電圧まで充電した」時です。
逆に言うと、それ以外の状況では、効率は50%になりません。
計算フォーム
さくっと計算できるように、計算フォームにしてみました。コンデンサ容量は、電気二重層キャパシタを想定したので、単位は「F」になっています。
コンデンサを定電圧充電したときの充電効率の考え方
さて、上記の計算について、考えていきます。
計算に用いる、基本の式はこの3つです。
電源電圧をV、コンデンサの静電容量をC、コンデンサをVc1からVc2まで充電したとすると、
コンデンサに注入された電荷は
この電荷が電源から注入されたので、電源から持ち出したエネルギーは
コンデンサに蓄電されたエネルギーは
となるので、効率は
と計算できます。
色々と試してみるとよくわかりますが、電源電圧とコンデンサ電圧の電位差が小さいときには効率が高く、電位差が大きいときは効率が低くなります。
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