前回は、チャージポンプによるダブラ(2倍電圧出力)をやりましたが、今回は「チャージポンプで負電圧をつくる」考え方について、やっていきます。
チャージポンプで負電圧をつくるイメージ
チャージポンプで負電圧をつくるイメージは、こんな感じです。
まず、電源電圧までコンデンサを充電して、それから充電されたコンデンサをひっくり返すと、負電圧になる!といったイメージです。
チャージポンプで負電圧をつくる回路の動作
実際の回路は、こんな感じです。矩形波発振する発振器とスイッチで、コンデンサの充放電をうまく切り替えます。
順に動作を追うと...
発振器がEを出力している間は、発振器へとつながるSWをON、他方のSWをOFFにします。すると、コンデンサは発振器出力によって充電されます。
発振器が0[V]を出力している期間に、発振器へとつながるSWをOFF、他方のSWをONにします。すると、充電されていたコンデンサによって、出力コンデンサが充電されます。このとき、発振器の電圧とは逆方向から充電されることになり、出力コンデンサの電圧も逆の電圧(負電圧)になります。これが、チャージポンプで負電圧を生成する原理です。
実際には、スイッチではなくダイオードを使うことが多いです。
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