ブレッドボードの抵抗値って、気にしたことありますか?
「けっこう大きい」とは聞くものの、どのくらいあるのか、気になったので実験してみました。
ブレッドボードの抵抗値を測る
ひとくちに「ブレッドボードの抵抗値」といっても、「ブレッドボード内の配線の抵抗値」、「ブレッドボードに差し込む接触抵抗」、「ブレッドボードの接続に使う配線の抵抗」などがあります。
ブレッドボードを使用する際には、それら全てが「抵抗」として効いてきます。なので、今回は、抵抗の種類は区別せず、使用する状況を模擬して「どのくらいの抵抗値になるか」をみてみます。
今回は、ブレッドボード上に配線10本をつないだ場合で、抵抗値を測定してみます。
測り方は、CVCC電源をCC(定電流)モードで使用して、電圧降下を測定します。オームの法則より、抵抗値=電圧降下/測定電流から、抵抗値を算出します。
これによって、「配線10本分、接触20か所、内部配線20マス分」を合わせた抵抗値が測定されます。
ブレッドボードの抵抗値を測ってみた
まずは、この場所での抵抗値を測定してみます。測定電流は25mA、40mAの2種類です。
結果はこうなりました。
電流[mA] | 電圧[mV] | 抵抗値[Ω] |
27.331 | 236.2 | 8.642 |
42.728 | 370.3 | 8.666 |
抵抗値は8.6Ω程度となりました。続いて、ブレッドボードの場所を変えて測定してみます。
こちらの場所では、こうなりました。
電流[mA] | 電圧[mV] | 抵抗値[Ω] |
27.239 | 199.9 | 7.339 |
42.924 | 315.4 | 7.348 |
抵抗値は7.3Ω程度となりました。
場所によって、けっこう値が変わります。今回使用したブレッドボードは年季の入ったものなので、新しいものだと、また違った値となるかもしれません。
まとめ
ブレッドボードを使用するときを模擬して「配線10本分、接触20か所、内部配線20マス分」を合わせた抵抗値を測定したところ、7Ω~8Ω程度という結果になりました。けっこう大きい印象です。
今回使用したブレッドボードや配線は、年季が入ったものです。新品を使用した場合や、違うものを使用したら、違った値となるかもしれません。
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