ブレッドボードの抵抗値は大きい! 実測してみた

2022/11/27

その他

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ブレッドボードの抵抗値って、気にしたことありますか?

「けっこう大きい」とは聞くものの、どのくらいあるのか、気になったので実験してみました。

ブレッドボードの抵抗値を測る

ひとくちに「ブレッドボードの抵抗値」といっても、「ブレッドボード内の配線の抵抗値」、「ブレッドボードに差し込む接触抵抗」、「ブレッドボードの接続に使う配線の抵抗」などがあります。

ブレッドボードを使用する際には、それら全てが「抵抗」として効いてきます。なので、今回は、抵抗の種類は区別せず、使用する状況を模擬して「どのくらいの抵抗値になるか」をみてみます。

今回は、ブレッドボード上に配線10本をつないだ場合で、抵抗値を測定してみます。

ブレッドボード抵抗値測定対象

測り方は、CVCC電源をCC(定電流)モードで使用して、電圧降下を測定します。オームの法則より、抵抗値=電圧降下/測定電流から、抵抗値を算出します。

ブレッドボードの抵抗値測定回路

これによって、「配線10本分、接触20か所、内部配線20マス分」を合わせた抵抗値が測定されます。

ブレッドボードの抵抗値を測ってみた

まずは、この場所での抵抗値を測定してみます。測定電流は25mA、40mAの2種類です。

ブレッドボード抵抗値測定(場所A)

結果はこうなりました。

電流[mA] 電圧[mV] 抵抗値[Ω]
27.331 236.2 8.642
42.728 370.3 8.666

抵抗値は8.6Ω程度となりました。続いて、ブレッドボードの場所を変えて測定してみます。

ブレッドボード抵抗値測定(場所B)

こちらの場所では、こうなりました。

電流[mA] 電圧[mV] 抵抗値[Ω]
27.239 199.9 7.339
42.924 315.4 7.348

抵抗値は7.3Ω程度となりました。

場所によって、けっこう値が変わります。今回使用したブレッドボードは年季の入ったものなので、新しいものだと、また違った値となるかもしれません。

まとめ

ブレッドボードを使用するときを模擬して「配線10本分、接触20か所、内部配線20マス分」を合わせた抵抗値を測定したところ、7Ω~8Ω程度という結果になりました。けっこう大きい印象です。

今回使用したブレッドボードや配線は、年季が入ったものです。新品を使用した場合や、違うものを使用したら、違った値となるかもしれません。

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