LTspiceでシミュレーションをする際に、コンデンサ等に初期値を与えたい時があります。
たとえば、コンデンサの充電をシミュレーションしようとしたら、
こんな具合に、初めからコンデンサが充電されていて、充電のシミュレーションができない!なんてことがあります。
こんなときに、コンデンサに初期値(Vc=0)を与えると、コンデンサに充電される様子がシミュレーションできます。
RC充電回路のコンデンサに初期値を与える方法
まず、こんな感じで回路図を書いたら、初期値を与えたい場所(ノード)に名前をつけます。図の○で囲ったアイコンをクリックすると、
こんな画面が出てくるので、好きな名前を入力します。ここでは「Vc」とします。
これを、初期値を与えたい場所(ノード)に配置します。
次に、SPICE Directive(ツールバーの「.op」アイコンから出てくる画面)に
.IC V(Vc)=0
と記述します。
そうして、シミュレーションを実行すると、
となり、コンデンサ電圧の初期値が0となり、コンデンサの充電をシミュレーションできました。
初期値はコンデンサの電圧に限らず、この方法で設定することができます。
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