どうも、こんにちは!
よくあるシリコン太陽電池のモジュール(ソーラーパネル)は、モジュールを見ただけで、「だいたいの出力電圧」と、「だいたいの最大電力」が分かります。
今回は、なぜ、太陽電池モジュールを見ただけで、だいたいの出力電圧と最大電力が分かるのか?について、やっていきます。
太陽電池モジュールを見たら分かること(1):だいたいの出力電圧
シリコン太陽電池の場合、ざっくり1セルあたりの出力電圧は最大電力点で0.5V程度、開放電圧で0.6V程度です。
この値は、セルの面積によりません。大きいセルも、小さいセルも、出す電圧はほぼ同じです。(セルの面積が大きくなると、電流が増えます。)
ということで、直列につながっているセルの枚数を数えれば、だいたいの出力電圧が分かります。
例えば 30セルが直列になっているモジュールでは、
30×0.5 = 15V(最大電力点)
30×0.6 = 18V(開放電圧)
くらいになります。
太陽電池モジュールを見たら分かること(2):だいたいの最大電力
太陽電池モジュールの最大電力は、(ほぼ)セル面積と変換効率で決まります。最大電力は、だいたいこんな感じで概算できます。
[例] A4サイズのソーラーパネルは、だいたいどれくらい発電するか?
A4サイズは30cm×21cmくらいなので、面積は0.063m^2
0.063[m^2]×0.8×0.2×1000[W/m^2]=10.08[W]
ということで、A4サイズでざっくり10Wくらい、と概算できます。
「A4サイズでざっくり10W」。けっこうイメージしやすくて便利?かと思います。
なので、A4サイズ程度なのに50W!とか表記されていたら「ん?何かおかしいぞ」と思った方がいいです。
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