熱計算をするうえで、熱抵抗が知りたい!けれど、熱伝導率しか書いてない!という状況は、よく遭遇すると思います。
そこで、今回は熱伝導率から熱抵抗を求める方法について、やっていきます。
(計算フォームはこちら → 熱計算用、あると便利な計算フォーム(熱抵抗算出など))
熱伝導率
まずは、熱伝導率についてです。
熱伝導率は、熱の伝わりやすさを示します。
単位に出てくるmはミリではなく、メートルです。
熱伝導率と熱抵抗の関係
単位もこのように[℃/W]になります。
気づいた方もいると思いますが、熱伝導率と熱抵抗の関係は、電気伝導率と電気抵抗の関係と同じです。
[例]実際に計算してみる
熱伝導率λ=1.21[W/mK]、厚さ0.3[mm]、TO-220サイズの放熱シートの熱抵抗を実際に計算してみます。
TO-220の放熱面積はざっくり10[mm]×15[mm]=150[mm^2]とすると、
と求まります。
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