電線を選ぶ際に、「スケ」や「AWG」といった言葉が出てくるかと思います。今回は、このスケ・AWGについて解説していきたいと思います。
"スケ"とは?
「スケ」とは、スクエアがなまったもので、mm^2(平方ミリメートル)を表します。mm^2は英語でsquare millimeterです。square millimeter → スクエアと略され、なまって「スケ」となったようです。そのため、スケはsqと書かれることも多いです。
さて、このスケ(mm^2)はどこのサイズかというと、電線の導体の断面積です。
スケ(sq)が表すのは導体の断面積なので、同じスケ表記でも被覆の厚さによって電線の太さ(外径)は違ってきます。
"AWG"とは?
AWGとはAmerican Wire Gauge(アメリカンワイヤゲージ)の略で、sqと同じく電線の導体の太さを示します。しかし、sqのように具体的な断面積の値を示しているわけではありません。とある太さに番号をふったもの、くらいに思ってください。そして、この番号は値が大きくなるほど導体の太さは細くなります。
スケとAWGの関係
スケとAWGは電線の導体の太さを表しています。このスケとAWGの関係はどうなっているか、みていきましょう。
AWGを断面積(sq)で表すと、こうなります。
ざっくりAWG8≒8sqなので、これを目安にして、
AWGが8より大 → 8sqより細い
AWGが8より小 → 8sqより太い
と考えると、なんとなく太さの感覚がわかるかな、と思います。
まとめ
まとめると、こんな感じです。
●スケ(sq)・AWGは電線の導体の太さを表す
●スケ(sq):導体の断面積。値が大きいほど太くなる
●AWG:値が大きいほど細くなる
●AWG8≒8sqを基準として覚えておくと便利(数値が同じで覚えやすい)
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