センサとは? なんで機械にわかるのか?

2021/05/25

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今回は「センサ」とはどんなものか、について解説していきたいと思います。

私は子供のころ、自動ドアや自動水栓などを見て、不思議に思っていました。
「そこに人がいる」、「手がある」と機械が認識して、動作している。ということは、なんとなくわかるものの、

そもそも、なんで機械にそれがわかるのか(認識できるのか)がナゾでした。

センサで読み取っているんだよ、とよく言われます。しかし、センサを使うとなぜ生き物でもない機械が「何か」を認識できるのか。釈然としなかったのです。

センサとは、どのようなものか

センサとは、「感知したい何か」を「電気信号」に変換するものといえます。電気信号にする、ということが重要なポイントです。全てのセンサが電気信号にするわけではないですが、おそらく大部分のセンサは当てはまると思います。

センサとは

「感知したい何か」を電圧や電流の大小といった電気信号にしてしまえば、電気・電子回路で処理が可能です。

例えば、自動ドアを考えると、
「人感センサ」:人がいたら電圧を出す/いなかったら電圧を出さない
ということに仮にしておきます。
電圧のある/なしは電気・電子回路で判別できるため、それに応じてモータ等でドアを動かすとすると、

人感センサの出力に電圧がある→ドアを駆動して開く
人感センサの出力に電圧がない→ドアを駆動しない(開かない)

といった感じで実現できます。(実際はもうちょっと複雑だと思いますが...)

手品のようなもので、タネが分かってしまえば「そりゃそうだ」となります。

実際のところ、機械は「何か」を理解して動作を変えているわけではなく、電圧や電流の状態に応じて動作している、ということなのです。
(人間の五感も結局は電気信号らしいので、機械も電気信号で感じている、ともいえますが...)

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